作曲/編曲/作詞/Mix等、DTMに関することを書いていきます

私的「ボサノヴァ」の作り方(深夜の2時間DTM)

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1.はじめに

深夜の2時間DTMで作った「ボサノヴァ」について、作り方が知りたい!とリクエストがあったので、ぽろぽろと書いていきたいと思います!

 

まず私が作った曲を・・・

「ボサノヴァ」を表現するのに、一番手っ取り早く、そしてマストなのは定番のリズムパターンです。

 

この定番のリズムパターンをギターで弾くだけで、もうあっという間にボサノヴァ風になります。

さらに、パーカッションを加えたり、テンションを加えたりすれば、ボサノヴァ風から、ボサノヴァ!になります。

 

今回はこの定番のリズムパターンを中心に記事を書いていこうと思います!


2.ボサノヴァの基本

2-1.音色について

まずボサノヴァでは通常アコースティックギターが使われます。

更に言えば、アコースティックギターは大きく分けて2種類あります。

 

①フォークなどで良く使われるスティール弦が張られているタイプのギター

 

②クラシックなどで良く使われるナイロン製の弦が張られているタイプのギター

 

です。

一般的にアコースティックギターというと①を指しますが、

ボサノヴァでは、のナイロン製の弦が張られているタイプのギターを良く使います。

音色の特徴として、②の方が、丸い音がします。

 

ボサノヴァにより近づけたい場合は、GM音源でいうと25番Acostic Guitar(nylon)を使用しましょう!

今回の私のギターもGM音源の25番を使っています。

他にも、クラシックギターやガットギターと検索すれば音色が見つかるかと思います。


2-2.定番のリズムパターン

分かりやすいようにギターのみの音源を・・・

こういうやつです。

これを弾くだけでもうボサノヴァですよね。

その証拠に・・・ボーカルとギターのみの音源を・・・

いかがでしょうか。※歌が下手なのは気にしたら負けですからね!

 (ベロシティを調整したらもっとそれっぽくなりそうですね。)

 

具体的な作り方なのですが、まず2小節分打ち込んでみましょう。

パターン①

「ダッダーンダッ、ダッダッ ダンーダッ」

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ポイントは、黄色で色がついている部分

3拍目の頭でベース音を弾きます。これにより独特の「ン」が手に入ります。

 

そしてもう一点、シンコペーションを使います。2小節目の頭の音を1小節目の4拍目裏にもってきます。青い「ダッ」の部分です。

 このシンコペーションを使う事で、ボサノヴァらしさがぐっとでます。

 

次にもう2小節分打ち込んでみましょう。

 

パターン②

「ダッダーンダッ、ダッ ダーダ ダー ダー」

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パターン①と比べると、最初の1小節分はリズムが同じですね。

2小節目だけ変えた感じです。

 

先ほど述べたポイント2点も含まれています。

 

そして、この二つを結合します!

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 4小節をひと固まりのリズムパターンだと考えて下さい。

 

このリズムパターンで、自分でコード進行を変えればボサノバらしいギターになります。

 

このように定番リズムをギターで刻むとボサノヴァ感がでますが・・・実はボサノヴァはもっと奥深い

次項からはボサノヴァのおすすめ曲を上げながら、ポイントを書きたいと思います。


2-3.ボサノヴァ研究

 ①小野リサさん

 

 

ボサノヴァの超定番曲を、小野リサさんがカバーしています。

ボーカル+ギターで定番のリズムを弾く+パーカッションがキモになっていますね。

 

ギターの定番リズムは、私が載せたやつと若干違いますが、応用としてこの動画のように弾いたりもします。

2-2で記述したパターンを打ち込めるようになったら、自分でちょっとずつアクセントの部分を変えたりしてトライ&エラーを繰り返して刻みのオリジナルパターンを作ってみるといいと思います♪ 

 

②Sotte Bosseさん

Sotte Bosseさんは、Jpopをボサノヴァアレンジでカバーすることで有名です。

オリジナルも出しているみたいですが、カバーのイメージが個人的には強いです。

 

この曲では、ラテンの要素を多めにしているようですね。(元々ボサノヴァはラテン音楽とも呼ばれているようなので、こういう賑やかな感じにしたい方はラテン音楽を勉強してみるといいかもしれません)

1曲目にあげたような典型的なボサノヴァもいいですが、Sotte Bosseさんのようなちょっと現代風なボサノヴァもいいですよね~♪

 

Sotte Bossaさんが気になる方はこちらから↓

 

    

 

この2枚は私も持っていて、お気に入りのCDです!


3.まとめ

 

深夜の2時間DTMの「ボサノヴァ」の回の音源を20曲分聴いてみました。

すると、

①定番のパターンを刻むコード楽器

20曲中

ギターが12曲、シンセ音が1曲、エレピやキーボード系が4曲、定番パターンを刻まないものが2曲

 

②パーカッション

20曲中

18曲が入っていました

 

③メロディの音色

これは結構自由で、

管楽器、ピアノ、木管楽器、アコーディオン、歌、シンセ音、マンドリン等々

 

④ウワモノ系
③のメロディで書いた楽器を使ったり、シタールを入れたりという方がいらっしゃいました。


ちなみに私はコード楽器はギター、パーカッションいれて、leadは歌、ウワモノはストリングスで作りました。

 

以上の事から、

ボサノヴァらしくするには、定番パターンをギター(キーボード系もあり)で弾く!そして、パーカッションを入れる

という事は間違いないと思います。

 

まずは、2-2で書いた定番のリズムパターンをマスターして、ボサノヴァ曲を作ってみてください♪

 

需要がありそうだったら、そのうちテンションパーカッションの入れ方についても書くかもしれません。

 

長々とお読みいただきありがとうございました!(^^)!