作曲/編曲/作詞/Mix等、DTMに関することを書いていきます

私的「昭和時代をイメージした曲」の作り方(深夜の2時間DTM)

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1.はじめに

深夜の2時間DTMで作った「昭和時代をイメージした曲」について書いていきたいと思います。

私的「昭和感」の出し方ってやつです。

 

まずは私の作った曲をお聴きください!※歌がひどいのは気にしたら負けです。

「昭和時代をイメージした曲」ってテーマが出た時に私の中では、一番最初にラジオ風の音質を思い浮かべました。

EQでいうとバンドパスフィルターかけたような音ですね。

 

あ、ちなみに参考までにsleepfreaksさんの動画を。

sleepfreaks-dtm.com

こういうサウンドです。

 

だけど私の作った曲は、こっち系じゃないですね。何故か!それは・・・

ただ単にシンセを使いたかったからです。笑

 

もし生音で作るってなったら、上記のような加工で昭和歌謡を作っていたと思います。

 

今回の記事は、どちらの系統(生音系でも、電子音系でも)でも使える「昭和感」のアイデアを書いていきます。

2.具体的な作成方法

2-①コード進行について

昭和歌謡はマイナーキーのものが多いです。

例えば、昭和歌謡の有名どころ

 

全てマイナーキーです。

なので、昭和感を出すにはまずマイナーキーで作るといいと思います!

 

で、あとコード進行のポイントはV7→Im(Key=Am ならばE7→Am)を取り入れると、マイナー感がより強く出ます

上記に述べた曲も必ずこの進行がどこかに入っています♪

 

2-②メロディについて 

 

メロディはキャッチーにしたいのであればペンタトニックスケールを使いませう。

私の作った曲は、ペンタトニックスケールのみで作っています。

 

2-③フレーズとしてのポイント

昭和歌謡はイントロが特徴的です!イントロを流した途端、あ、この曲だ!ってわかるような破壊力を持っています。

例えば

 

これなんかめっちゃハイカラ。

 

 

ギターでイントロを弾くことが多いですが、私の中ではシンセのみで作ろうと思っていたので、シンセでリフっぽい何かを弾きました。

 

2-④歌詞

昭和歌謡感を出すには、歌詞も大切!

ちなみに私の作った歌詞は、


斜めからの あなたの仕草が

きらめいてる ミラーボールみたい

 

どこの誰か 知らなくていいの

近付いたら 全てわかるでしょ

 

さあ さあ 踊ろう Come Dance Baby

さあ さあ 踊ろう Come Dance Baby

さあ さあ 踊ろう Come Dance Baby

さあ さあ 踊ろう Come Dance Baby


になるんですが、ポイントとしては、

昭和歌謡は「〜なのよ」とか「〜だわ」とか「〜だな」とか「〜なのさ」

的な口語が多いです。

 

2ー①で出した曲もそういう部分が多々見られます。

これは最近のJ popではあまり見られないですよね。昭和の特徴かなーと思います。

なので、昭和歌謡を作る際はこれらの口語を歌詞にポツポツ入れてみるといいんじゃないかなと。

 

3.まとめ(制作エピソード)

実は制作を開始して、1時間半たったあたりで、家族が部屋に入ってきて

第一声で、「これ、昭和歌謡よりサカナクション寄りになってない?」って言われてめちゃくちゃ焦りましたww(その時は歌入れもしていなくてメロディもシンセでなぞっている状態でした)

その後歌詞を考えて歌入れをして微調整して聴いてもらったら、昭和歌謡になってる!っていわれましたが・・・。

ということで歌詞の要素って大きいですね。

 

あとサウンド的にもどこかが似ているのかな〜なんて思って色々と調べたらサカナクションのメロディって結構ペンタが使われているらしいです。

ペンタ+シンセサウンドがサカナクションっぽさを醸し出してたのかもしれませんね。

 

今度はペンタについての記事を書いてみるのも面白いな〜なんて思いながら今回の記事は終わりにしたいと思います。